各種EOL、ミドルウェアの一斉バージョンアップに伴うシステム再構築

プロジェクトの目的
Purpose
  • 運用負荷の軽減と計画的なシステムメンテナンスを可能とし、より安定したサービスの提供を実現する
  • 大量データ操作時における性能を改善し、利用者の業務効率低下を抑止する
抱えていた課題
Subject
  • 長期の運用に伴い、関連リソースのEOL管理やミドルウェアのバージョンアップ対応が煩雑化
  • コア機能である証明書発行処理の性能限界
長期の運用に伴い、関連リソースのEOL管理やミドルウェアのバージョンアップ対応が煩雑化
安定的なサービス提供を最優先させるために大規模なリソース入替は控えてきましたが、 リソース入替に伴うアプリケーションの改修・テストを弊社にて一手に請け負うことでそれを実現しました。 既存システムの仕組みを解析し、最適で効率的なテスト計画を立案して、予定通りシステムのリリースを実現しました。 リリースと同時に、今後のEOL対応を計画的に管理・推進可能とすることで運用負荷を軽減し、コスト削減に寄与しました。 また、全てのUI機能の完全移植に成功したことは勿論、潜在障害も一掃しており、以降の安定的な運用にも貢献しています。
コア機能である証明書発行処理の性能限界
性能面で課題を抱えていたバッチ機能群をリプレイスに伴い破棄し、弊社にて設計の見直しから再作成しました。 POCでの試行を経て性能改善の方式を確立し、最終的に従来システム比で数倍~数十倍の性能を出すことに成功しました。 また、システムの管理機能にて管理者ユーザによるジョブ実行制御を行えるようにしており、繁忙期やイレギュラーな状況へ柔軟に対応可能となっています。 これは顧客の期待を大幅に超える成果となり、本プロジェクトの最大の成功要因でした。
サービスレベルの更なる向上へ
長期運用されていたシステムの大規模整備が終わり、安定した運用を維持していける状態が整いました。 システムの役割からも今後継続的な利用が見込まれることは必然であり、安定性を保ちながら適時の機能追加が必要と考えています。 多くの利用者にご満足いただき、それを運用する側の負荷を極限まで軽減できるよう、保守支援・システム改善の両面に渡って今後も取り組んでまいります。