アカウント情報の一元管理とアカウント情報配信制御構築
プロジェクトの目的
Purpose
- アカウント情報の一元管理を実現
- 社内の各業務システムを連携し、ユーザの利便性向上を図る
抱えていた課題
Subject
- 費用対効果の高い活動をスケールさせたい
- データに基づいた企画、実行、検証のサイクルを実現したい
アカウント情報の多重管理による運用負荷、運用コストの増大
この課題に対して、各業務システムの関係部門様を含めて「アカウント情報の一元管理のゴール」を定め、システム化に成功しました。
- 統合人事システムのマスタ情報を正とし、日々各システムでデータを同期
- 各システムのアカウント情報メンテナンス機能を廃止し、一切の2重入力を排除
- 各システムは人事情報の変動に伴って発生する処理を全て自動実行
- 必要に応じて、各拠点が管理するファイルサーバに最新のアカウント情報を配信可能とする管理者向けのスケジューリング機能を構築
各システム間のアカウント情報不整合により、システムを横断的に活用することが困難
それまで各システムは閉じた環境で稼働しており、互いの存在を認識していない状況でしたが、
このタイミングで各システムの役割や取り扱う情報の公開・共有を図り、全社共通で有効活用可能な
APIの設計・開発を実施し、社内共通のリソースとして公開しています。
これにより、各システムが他システムの情報を随時参照可能となり、ユーザの利便性向上・業務効率改善に大きく貢献を果たしています。
継続的なブラッシュアップへ向けて
現在は既存の資産を有効活用することに主眼を置き、それを実現したことで第一段階は成功と捉えています。
本案件で取り扱った各システムは、ある時期にそれぞれが独自の視点で構築されたシステムであり、まだまだ全体最適を図る余地が残っているものと捉えています。
今後はお客様の業務の変化、システムへ求められる新たな機能性、高品質のサービス提供を視野に入れ、お客様の期待の半歩先を行くシステムであり続けるようブラッシュアップを図っていきます。