水道管腐食検査は、熟練の検査者が培ってきた技術と、水道管を掘り起こすなどの工事に必要な多額のコストをかけた一大事業だった。しかし、それゆえに実施するには長い準備期間も必要となり、公共事業の悩みの種の一つとなっていた。 そこで、IoT技術を用いたシステムの導入により事業に必要な時間とコストを大幅に削減すると同時に、次代へ継承することが困難だった熟練の技術を、ITにより習熟難易度を低下させることに成功した。
銀行内のシステムは、今までオンプレミスで開発・構築されてきた。 サーバや個々のプログラムが乱立し最適化出来ずに改修される度に複雑になっていく。 その流れを断ち、クラウド化(AWS移行)することで抜本的にシステム開発のあり方・構成図のあり方等、 全てにおいて最善化を実施する。
マーケティング活動のデジタルシフトを目指し、Webサイトの刷新、各種チャネルとの連携を実現し、DXの一翼を担うことに成功した。
CSV(コンピュータ化システムバリデーション)に対応したシステム構築に参画し、 プロジェクトの課題であった、品質向上・スケジュール遅延のリカバリをあわせて実現した。
コンビニエンスストアをはじめ、全国の小売店で商品を販売している食品メーカー様では、従来から販売データを蓄積し、営業員の販売計画立案に役立てていた。 しかし、システムの老朽化と全国の小売店の出店スピードにシステムが追い付くことが出来なくなり、売上を参照するだけでも多くの時間を要する状態になった。 これらの課題を解決し、データを参照するのみならず、営業戦略をレベルアップさせるプラットフォームを実現した。
刻々と変化する作業状況をリアルタイムに可視化することで、現場責任者が的確な指示を出せるようにし、倉庫全体の業務効率化・サービスの向上を実現した。
自社で工場をお持ちの食品メーカー様では、日々工場で発生する各種のロス(原材料、中間加工品、人の動きなど)が多すぎるという課題を抱えていた。 それは、原因が見当たらないが日によって生産量の揺れ幅が大きいという課題からくるものであり、ロス量やその日の要員のスキルなど、様々な仮説を立てて原因を探ったが、原因の特定に至らなかった。 そういった課題に対し、人・物の流れを可視化し、工場の流れ全体を一つの仕組みとして改革し、生産性の向上を実現した。
エンドユーザの銀行は複数回の合併を行っていたが、システム統合が出来ずグループ内で多数のシステムが乱立していた。多くの企業は合併元の複数の銀行と取引をしており、複数のシステムに同じ企業のデータがあったが、システム間で企業情報を紐づける方法がなく、融資の際に状況が正確につかめなくなっていた。 このため、複数システム間で同一企業と判断できる仕組みを構築し、融資業務の改善を実現した。
パッケージベンダー様で販売されている製品において、クライアント側で使用されている技術が古いものとなり、基盤技術自体がメーカーサポート切れとなってしまった。 サーバ側の機能は最新のAI技術が使われており、随時バージョンアップも行われているため、サーバ側の機能はそのままにクライアント側の機能を刷新する必要があった。 そこで、単純移行ではなく、時代に沿わないUIを刷新しつつ、強みとなる部分と融合させ、製品価値の向上を実現した。
システムの拡大に伴い関連リソースが増加する一方、そのEOL対応に割く時間が年々増加する傾向にあった。 また、システムの根幹を担う証明書発行機能の性能に難点があり、改善が必要であった。 そのため、運用負荷の軽減と計画的なシステムメンテナンスを可能とし、より安定したサービスの提供を実現した。
社員マスタおよび子会社の人事情報を既存の業務システムへ自動連係。 同情報を社内イントラ上の任意のサーバへ定期配信可能とする仕組みを構築。 それまで非同期で稼働していた各業務システムが相互に連動可能となり、全社員に対するユーザビリティの向上を実現した。